至福のとき

監督・チャン・イーモウ

しあわせの三部作最終章としての作品。「あの子を探して/原題・NotOneLess」「初恋のきた道/原題・TheRordHome」「至福のとき/原題・HappyTimes」あなたはどの作品で一番涙を流しますか。あの子=直向さに打たれて流す爽やかな涙。初恋=魂を揺さぶられて感動に震えて流す暗愁の涙。至福=ヒロインの健気さ優しさに流すセンチメンタルな涙。映画がもたらす涙は美しい。銀幕を前にしてあの暗がりで流す涙は心に愛と勇気を与えてくれる。だから映画は素晴らしい。だから映画は美しい。どうぞ流して下さいあなたの美しい涙を。心の襞に染み入る涙は、きっといつの日かあなたの優しさと情熱に還元されるはずです。
12億の民を有する中国の一番の賞男。世界の賞レースの9割打者といわれるチャン・イーモウ監督の自信作。どれを取っても名作といえる作品。かつての日本映画が求めてやむことのなかったテーマが美しい映像となって描かれている。それは決して過去の時代のものでなく、今、日本人が一番求めるべきテーマであるように思える。一冊の名作の読後感のように、一つの風景に出会ってその美しさに圧倒されるような、一枚の絵画の魂に触れたような、何かが良い映画にはあるものだ。かつて、筆者にとって「映画は青春そのものだった」その感慨を彷彿とさせる作品をチャン・イーモウは画面一杯に描いた。
ここではあえて、作品の内容には紹介するのが「もったいない」ので触れない。あなたの感性で触れてほしいので、別の角度で触れておくと、三作ともヒロインが素晴らしい。主観で言うと筆者は「初恋」のチャン・ツィイーに一目惚れしてしまった。昔、むかしその昔、「ローマの休日」でオードリィー・ヘップバーンに出会ったように、チャン・ツィイーに魅せられた。映画はその人各人の感性で見るものだから、それぞれの好みもあって当然ですが、筆者が敢えてベスト1をあげれば、「サウンドミユージック」だ。(どこかに教師魂があってのこととお許し願いたい)しかし、ここで「初恋の来た道」がベスト1に入れ替わったといってもいいぐらいの映画だ。(この映画も理想とする先生が登場する)
至福のヒロイン、ドン・ジエの少女美も素晴らしい。どこかの国のモーニング何とかと比べたら野に咲く一輪の可憐な花とパチンコ屋の前に咲く造花の花ほどの差がある。心打たれるほどの少女美の美しさ、知性美・清潔感は銀幕に咲くスズランの花のようだ。あの子と初恋はビデオレンタル中。至福はロードショウ館ではなく、地元の名画館で上映。
あの子と初恋は原点となる教師像が描かれている。塾の教師として大切にしたい心が、塾人として忘れてはいけない想いがあると思う。

  
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