2012/8/23 甲子園観戦記





3回までは実にミステリアスなハラハラドキドキな試合展開だった
試合の行くへがわからず、どちらに転ぶとも想像がつかなかった

4回表、光星の4番・大杉がセンターへこの日、唯一ともいえる
会心の当たりでセンターへ大飛球を打った
他の試合他のチームなら3塁打だが、桐蔭のセンターは好捕した
4回裏、桐蔭のセンター白水がセンターバックスクリーンに打ち込む
ホームランを放った! これで勝負あった。結果的にそうなった。

5回裏、サードへのゴロでビッグタイムリーエラーを犯した
ここまでの試合で両チームとも鉄壁の守備を誇って来た
それが起きてはならない絶対的なエラーをしてしまった
それが光星の側に起きて負けたのか・・・・

大弁慶のように立ちはだかった桐蔭のピッチャー藤波
終わって見れば2安打完封、ペース的にはノーヒットノーランペースだった

東北への夢はまたも無残に敗れたが、
選抜以来、打倒桐蔭に照準を合わせた光星と
この日の春夏連覇一点に照準を合わせた藤波の投球
この差をまざまざと見せつけられた試合だった

強打の光星をして打てなかった藤波
準決勝・決勝を2安打完封したのは彼のシナリオ通り
かつて多くの投手を甲子園で見てきてきた
古くは下関商業の池永からPLの桑田など・・・
ダルビッシュを超える投手のような気がする

光星学院は3度目の正直も果たせなかった・・・
次は大優勝旗を!