イつかゼったいナる夢



イつかゼったいナる夢
「メルヘンの島、伊是名」
ご縁があって‘88年のトライアスロンが始まった年の夏に初めて伊是名島を訪問しました。あれから22年、私の人生の3分の1を占めますが、私にとって伊是名は第二の故郷であり、天国に一番近い島です。88年から96年までの間、夏季少年教育の一環として、伊是名の子供たちと一緒に「学美愛(まなびあい)」をさせて頂きました。ここでの生徒さんと親御さんとのふれ愛は、教師としての私の人生に宝物となる体験でした。優愛と信頼の絆は本土では味わえない心の交流として、今でも私の心にのこっています。今でも当時の生徒さん、ご父母と交流させていただいています。
灯台下暗しという言葉がありますが、伊是名島の方にもそれがあると思います。ある夏、ウンナーの時、伊是名の部落の満天の星空から流れ星が、天から舞い降るように上から下に流れました。「こんがりココナツ島」で見た満月は、珊瑚礁のリーフの内側のさざ波に映って、天と海に二つの満月を見ました。島人には自然な当たり前のことかも知れませんが、あれは本当に『メルヘンの世界』そのものでした。美しさに出会える、メルヘンの世界がある島、それが伊是名島です。
 阪神淡路大震災の折、島民の皆様から義援金を頂戴しました。あれ以来、いつの日か、あの時の恩返しをさせて頂かなければと思っていました。この度、観光大使のご縁を頂き、お役に立てればと思っています。どうぞ、親しくお月愛のほどよろしくお願い申し上げます。


『夢、いつか ぜったい なる』
この言葉を日本中に広める。これが今の私の夢の一つです。