モデルとして


 『写真家 宮坂ヒロシ 宮坂嘉津子写真展』
                 ”風節” ~八人の人々~
三味線七代目家元        杵屋勝三郎 70代 人間国宝辞退
株式会社小糸製作所会長   加藤順介 70代   叙勲者
ヘルシンキオリンピック選手  鍋谷鉄巳 70代
少年サッカークラブ生みの親  岸上修二 70代   叙勲者
壱番館洋服店店主        渡辺明治 70代   英国叙勲者
レジャーコンサルティング    堀田克之 60代   叙勲者
西野内科医院院長        西野哲夫 60代
遊書・字遊人            西口賢治 50代 
 
 プロの業、芸術としての写真を見た。それぞれの人物の人間性・ヒストリィー、その7、60年の風節をたった一枚の写真で表現されていた。何人かの人とはお顔をあわせ挨拶をさせて戴いたが、どの方も皆、私も含めて実物よりも写真の方が素晴らしい。「本物でこんな優しい顔を拝見したことがない」「笑顔を見たことがない」という風貌を見事に捉えて撮影されていた。小生の写真を見た方は「男の色気」があると仰って下さった。『魅せられた』というのが感想である。
■そうそうたる人々、素晴らしい風貌の方々の写真を拝見して、私などまだまだ青二才という感想を持った。この実感は私にとってこれからの人生の勇気になった。これは天が何かを私に啓示しているのだと思う。会場の舞台をプロデュースされた持田先生は国立劇場の舞台演出家、この方と杵屋お家元とランチをご一緒させて戴いたが、実に素晴らしい方だった。気さくで飾り気がなく自然体。威張ることもなく優しさのオーラを醸し出す。このような人になりたいと思った。 
(2004年 12月 24日 [金曜日])